脂肪燃焼の効率が高いダイエット方法

ダイエットで脂肪燃焼と言えば運動を連想しますが、運動にも有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)があります。

有酸素運動は運動をしている時に脂肪が燃焼します。

これに対して、無酸素運動(筋トレ)は運動中と運動後(筋トレで基礎代謝が上がり、基礎代謝でカロリー消費する)の両方で脂肪が燃焼するという特徴があります。

筋トレの方がダイエットに有利だという話もありますが、実際に脂肪燃焼効率(ダイエット効果)が高いのは有酸素運動でしょうか、それとも筋トレでしょうか。

先に結論から言えば、ジョギングや水泳のような有酸素運動の方が脂肪燃焼効率が高く、体脂肪の減り方も大きいです。

その理由は、筋トレは運動中の消費カロリーが少ないだけでなく、基礎代謝もほとんど上がらない(筋トレがダイエットに効果的だという神話は間違い)からです。

ちなみに、腹筋1回あたりの消費カロリーは0.51kcal、スクワットは0.38kcal、腕立て伏せは0.38kcalです。

また、筋肉1kg当たりの基礎代謝(消費カロリー)は13kcalです。参考までに、一般人が筋トレで筋肉を1kg増やそうとすれば半年近くかかります。

さて、有酸素運動にも脂肪が燃焼しやすい運動強度(運動中の心拍数)があると言われていますが、これも間違いです。

有酸素運動中の心拍数がいくらであっても、それとは無関係に運動した分だけ脂肪は燃焼します。

例えば、「有酸素運動は最大心拍数の70%で行うと脂肪燃焼効率が最も良い」などというのは嘘(というか、発言者の無知)です。

運動でどれだけ脂肪が燃焼するかは、消費カロリーと比例の関係にあります。

体脂肪は1g当たり7.2kcalなので、例えばジョギングで7.2kcal消費すれば1gの体脂肪が燃焼します。

ウォーキングの場合も同じで、7.2kcal消費すれば1gの体脂肪が燃焼します。

ジョギングの方が当然、心拍数も上がり、ウォーキングはゆっくり歩く場合だと心拍数はそれほど上がらないでしょう。

しかし、どちらも運動で7.2kcal消費する限りは、体脂肪の燃焼量は全く同じ1gです。

要するに、運動で重要なのは心拍数などのややこしい要素を考えるより、シンプルに消費カロリーだけ見ていればよいわけです。

脂肪を燃焼させるダイエット方法は運動だけではありません。

食事やダイエットサプリで脂肪燃焼成分を摂取する、というダイエット方法もあります。

例えば、脂肪燃焼スープ(玉ねぎ、セロリ、キャベツ、トマト、にんじん、ピーマンを煮込んだスープ)は、飲むことで脂肪を燃焼させると言われるダイエット方法の1つです。

しかし、脂肪燃焼スープの効果は嘘です。

上に書いたスープに煮込む野菜を見ればわかりますが、一般家庭で使うごくありふれた野菜ばかりです。これらの中に脂肪を燃焼させる成分を含む野菜などありません。

トマトに脂肪燃焼成分が含まれるといわれることがあり、痩せる目的でトマトを食べるダイエット方法をトマトダイエット、または夜トマトダイエットなどと呼びます。

トマトを食べれば脂肪が燃焼すると言われるのは、トマトにリコピン(脂肪の増加を防ぐ効果)やクエン酸(脂肪を燃焼する効果)が含まれているからです。

しかし、リコピンには抗酸化作用(活性酸素を除去する効果)はあるけど、脂肪の増加を防ぐような効果はありません。また、クエン酸の脂肪燃焼効果も嘘です。

基本的に脂肪を燃焼させる食べ物はありません。

脂肪燃焼系のサプリではアミノ酸、L-カルニチンなどが有名ですが、サプリで脂肪は燃焼しませんので注意が必要です。

最後に、脂肪を燃焼させる脂肪細胞である、褐色脂肪細胞について書いておきます。

体脂肪には白色脂肪細胞(脂肪を蓄積する役割)と褐色脂肪細胞(熱エネルギーを発生してエネルギー消費する脂肪細胞)の2種類があります。

褐色脂肪細胞が多い人は基礎代謝が高いと言われますが、褐色脂肪細胞は体を寒い環境下に置くと増えます。褐色脂肪細胞には体温を上げる役割があるからです。

沖縄のような暖かい地域より、北海道のような寒冷地の方が褐色脂肪細胞は増えやすいわけですね。(その代り、体を温めるために食べて脂肪を蓄積してしまいますが…。)

だから、褐色脂肪細胞を増やして脂肪を燃焼させてダイエットに役立てたいなら、秋や冬にできるだけ薄着して褐色脂肪細胞の増加を助けることです。

まとまりがない文章でしたが、まとめると

1.筋トレより有酸素運動の方が効率的に脂肪を燃焼させられる。

2.運動による脂肪燃焼効率は考える必要がなく、消費カロリー量のみが重要。

3.脂肪を燃焼する食べ物や脂肪燃焼サプリでは痩せない。

4.褐色脂肪細胞を増やしたければ寒い時期に薄着をする。

ということです。